翻訳屋佐吉の生活と意見関東を離れ、北陸に古民家を購入したとある翻訳屋の田舎暮らし事始めと日々のつれづれ。 


このページの記事目次 (日付の新しい順) カテゴリー : 翻訳屋稼業


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たまにはこんなお仕事

2013/07/26[金]《 翻訳屋稼業 》
 前回とは話が前後するが、先日、取引先Dから、普段とはちょっと毛色の違う仕事が舞い込んできた。日本の屏風絵や襖絵の紹介文の英訳だ。佐吉にとってはおよそ未経験のジャンルだが、面白そうなので引き受けることにした。

 原文は知的で端正な文章だった。日本語として破綻しているところもなかった。決して上手い文章ではなかったが、云いたいことはちゃんとわかる。試しに、頭の中で銀河万丈氏の声で再生してみると、どことなく某『開運!なんでも鑑定団』のナレーションのように聞こえなくもない。

 ときに、あの『鑑定団』のナレーション(の原稿)の完成度の高さにはいつも感心させられる。さすがにやや定型化してきていることは否めないが、それでも、文字に起こせばそのままコラムとして通用しそうだ。加えて、あの落ち着いた声のトーン。何を隠そう、佐吉は「お宝」の鑑定云々より万丈氏のナレーションのほうがはるかに面白いとさえ思っているのである。

この記事に含まれるタグ : 開運!なんでも鑑定団 銀河万丈 

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2013/07/26 11:18 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top

翻訳屋、サービス残業をするの巻

2013/07/12[金]《 翻訳屋稼業 》
 火曜、久々に取引先Dから打診があった。見れば、内容は翻訳ではなく「翻訳原稿の作成(データ入力/編集)」とある。報酬も字数ベースではなく、所要時間を想定しての時給計算だ。

 はぁ? こんな誰でもできる単純作業をオレに (・_・) ???

 仮にも取引先Aでは「弊社のナンバーワン翻訳者」と呼ばれている佐吉である(遠回しな自慢話注意)。昨年暮れには「代表取締役共々新年のご挨拶に伺いたいと存じますが、ご都合はいかがでしょうか」とお伺いを立てられた(丁重にお断りしたが)佐吉である(っていうか、しつこい自慢話注意)。その佐吉様にこんな半端仕事の打診だと? こいつら、オレをナメてんのか (-“-

 ……と思ったが、しばらく思案したのち、佐吉はその仕事を引き受けることにした。

この記事に含まれるタグ : 翻訳会社 

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2013/07/12 14:57 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top

翻訳屋として、技術屋として

2013/07/01[月]《 翻訳屋稼業 》
 先週の案件にもまた閉口させられた。内容はとある精密機器の取説の英訳。特急でトータル20数万字(原稿ベース)とのことで、むろん一人でこなせるわけはなく、数人の翻訳者で分担して、うち約5万字(ただし、Trados仕事で、新規・ほぼ新規はそのうちの半分ほど)を佐吉が受け持った。

 今回はクライアントからTM(翻訳メモリ)が支給されていた。ところが、こいつがとんでもない代物だった。訳例が実に8万ペアも登録されていて、重いったらありゃしない。ちょっと何かを検索しようとすると、そのたびに数十秒待たされる。が、それはまだいい。問題は中身だ。ゴチャゴチャもたもたした訳が多く、読んでいるとイライラしてくる。スタイルにもばらつきが目立ち、綴りや文法上の誤りさえ散見する。訳語もちっとも統一されておらず、中には、この文書においてかなり重きを成す言葉でありながら、訳語が8種類もある用語さえ見られる。これまでに、レベルが標準以下の人を含め、かなりの数の翻訳者がこれに関わっていることは間違いない。そんな雑多な訳を、ろくにチェックも整理もせず全部ぶち込んだのだろう。こういうのを「味噌も糞も一緒」と云う。

 だが、しかし、本当の悪夢はここからだ。

この記事に含まれるタグ : クライアント Trados 悪文 

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2013/07/01 23:58 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top

袖摺り合うも他生の縁(?)

2013/06/19[水]《 翻訳屋稼業 》
 前回お話しした某電機メーカーの環境保護活動に関するプレゼン資料の英訳を、昨日の朝納品した。さほど厄介な内容ではなかったが、思いのほかペースが上がらず、結局また締め切り前は徹夜になってしまった。このところ、そんなケースが(1日で終わる小さな案件を除いて)何件か続いている。良くない傾向だ。仕事のやり方をちょっと見直す必要がありそうだ。

 ときに、訳出作業の終わり近くになって気づいたのだが、くだんの案件は、2年前にとある業界団体の賞を受賞したプロジェクトに関するもので、そのとき、かの団体が報道機関向けに発行した資料を、ほかならぬ佐吉が(ほかのエージェント経由で)英訳していた。同プロジェクトの概要と受賞理由を紹介した短い資料だ。もとより今回の案件には既視感のようなものを覚えていたのだが、まさか実際にそれそのものに接していようとは思いもよらなかった。ずっと、過去に似たような案件をいくつか扱ったことがあるからだろう、くらいに思っていた。

この記事に含まれるタグ : 翻訳会社 

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2013/06/19 12:22 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top

生存報告

2013/06/12[水]《 翻訳屋稼業 》
 FC2ブログは、1ヶ月更新がないと勝手に広告が表示されるようになる。『翻訳屋佐吉の生活と意見』は丸2ヶ月放置されたままで、ずっと見苦しい状態が続いていた。その間、特に記事にしようと思うような話題もなく、と云うか、書こうと思えばいくらでもネタはあったのだが、佐吉自身のモチベーションがすっかり下がってしまっていて、更新する気が起きなかった。しかし、如何せんこのままではあまりにも体裁が悪い。なので、ここらでひとつ近況報告でもして、更新の事実を作っておこうと思う。

 10日月曜、取引先Aに、とある仕様書の英訳案件の訳文を納品した。まったく、こいつには閉口させられた。まあ、よくあるケースだが、普通に云えば良いものを、わざわざ持って回った云い方をし、やたらと難しい言葉やカッコ良さげな云い回しを使いたがり、それだけならまだしも、自身、ろくに身に付いていない言葉を使うものだから、それらの意味や用法を間違え、ただでさえわかりにくい文章がもはや意味不明、解読不能になってしまっている、そこそこおエラい技術屋さんにありがちなイタい文章だった。翻訳屋にとって、この手の原稿ほど迷惑なものはない。同じ字数のまともな文書と比べて倍は手間がかかる。それでいて報酬は通常と変わらないのだから腹が立つ。社内翻訳者だった頃、つまり、社員として社内の文書を翻訳していた頃なら、「これじゃさっぱり意味がわかんねえよ。全部書き直せっ!」と云って(相手が誰であろうと)突っ返していたところだ。しかし、フリーランスの身ではそうもいかず、一旦引き受けた以上は、たとえクソみたいな原稿でも、どうにかして意味の通る訳文に仕立てなければならない。いきおい、今回も作業は困難を極め、締切り前は徹夜だった。が、それでも朝イチの納期に間に合わず、出来上がった分から五月雨式に納品しつつ、コーディネーターにねちねち嫌味を云われながら、なんとか全文納品したのは昼過ぎのことだった。

この記事に含まれるタグ : 翻訳会社 悪文 バッティング 

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2013/06/12 23:54 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top
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