翻訳屋佐吉の生活と意見関東を離れ、北陸に古民家を購入したとある翻訳屋の田舎暮らし事始めと日々のつれづれ。 

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翻訳トライアスロン2012〈実務〉結果発表

2012/12/30[日]《 翻訳修行 》
 丸1ヶ月更新をサボってしまった。こういうのは一度途切れてしまうと再開するのが難しい。そのきっかけが掴めないのだ。が、どうにかこうにか1年間続けてきたブログだ。このまま年を越してしまうのも悔しい。ちょうど昨日で今年の仕事も終わったことだし、新しい年を迎える前に何かしらアップしてみむとてするなり。

 先日、アメリアのサイトで「翻訳トライアスロン2012」第3種目〈実務〉の結果と合わせて、総合成績上位の発表があった。結果、佐吉はなんとか〈出版〉〈映像〉でのリードを守りきり、総合1位でフィニッシュすることができた。しかし、それは大きな課題の残る結果でもあった。

 佐吉の〈実務〉の得点は79点だった。これは参加者全員の平均点とまったく一緒。佐吉にとってはかなり残念な数字である。

 もちろん、翻訳トライアスロンには優秀な翻訳者の方が大勢参加されている。佐吉ごときが「平均点に終わって悔しい」などとはおこがましいにもほどがある。しかし、一方で、コンテストには他のジャンルの翻訳者の方や翻訳の仕事を始められたばかりの方、翻訳者を目指して学習中の方も数多く参加されている。いきおい、現役の「実務」翻訳者としては、最低でも上位50人(参加者総数213人)に入れるくらいの成績は残しておきたかった。

 今回の〈実務〉の課題は米国の NIPA(National Income and Product Accounts:国民所得生産勘定)に関する文章だった。一見して「何じゃそりゃ (・_・) ???」と思った。以下、云い訳がましくなるが、翻訳トライアスロン〈実務〉の課題は、佐吉がはじめて参加した2010年がES細胞の話、2011年が英国の贈収賄法の話、そして今回がこのNIPAと、実務と云っても佐吉の専門とはおよそ関係のない分野ばかりである。何を隠そう、佐吉は毎回〈実務〉にいちばん苦労しているのである。

 課題を通読して「こりゃダメだ」と思った。これが仮に(ちゃんとした)日本語で書かれていたとしても、佐吉にきちんと理解できたかどうかは怪しい。一方で仕事は相も変わらず忙しいし、今回はここでリタイアしてしまおうかとさえ考えた。だが、前にもお話ししたとおり、翻訳トライアスロンは『1種目でコケても、平均点程度が確保できていれば、他の2種目で挽回して総合で上位に入賞することは充分可能』だ(佐吉の場合、2010年の〈映像〉がそうだった)。実は〈実務〉の課題の提出期限の前に〈出版〉でそこそこの点が取れたことがわかっていた(正式発表はまだだったが、URLを手入力することによって準備中の結果発表のページを見ることができた)。また、〈映像〉の出来にはある程度自信があった。そこで佐吉は、〈実務〉については「置きにいく(野球でコントロールを重視して球速を抑えた投球をすること)」ことにした。つまり、下手にこの分野で使われるであろう訳語や文体を模倣することはせず、重大な誤訳をしないことだけを心がけて無難な訳文を作ったのである。それはまた、仕事との絡みで費用(作業時間)対効果を考えたやり方でもあった。

 果たして、今回はそんな佐吉の思惑を絵に描いて額に入れて飾ったような結果になった。これが3種目とも上位に入賞できていれば、ここで胸を張って自慢することもできたかもしれない。しかし、この成績ではそうするのはちょっとはばかられる。と云うより、申し訳ない。恐縮すること頻りの佐吉なのである。

 さて、話は変わるが、実を云うと、今回総合1位を獲得したことは1ヶ月ほど前にわかっていた。第2種目〈映像〉の結果発表があった直後に、アメリアの事務局から情報誌『Amelia』2月号に載せる上位入賞者の「喜びの声」の寄稿依頼が届いていたのだ。

 過去の結果発表を眺めてみると「喜びの声」にはある種のパターンがあることがわかる。「この結果に驚いています」に始まって「〈出版〉ではここに苦労しました、〈映像〉ではこんな工夫をしました、〈実務〉では……」と続き、「ですが、私はまだまだ未熟です。今後もさらに精進します。ありがとうございました」で結ぶ、というものだ。

 佐吉も「お約束」としてある程度そのパターンを踏襲し、そのうえで翻訳会社の方々に向けたさりげな~い(?)アピールと、後進の方たちに向けたささやかなアドバイスを盛りこんでみた。もっとも、1000字ほどの文章にそれだけの要素を詰めこむのは容易ではなく、上手くまとめることができたとはお世辞にも云い難い。また、文章は謙虚なイメージに乏しく、優秀なほかの翻訳者の方々が読んだら生意気と思われるかもしれない。とは云え、無名のフリーランス翻訳者にこうして多くの人の目に触れる場で自分をアピールできる機会はそうそうない。無難なコメントによって万人受けを狙うより、その数少ない機会を精一杯活用して自分を強く印象付けることを佐吉は択んだのである。ともあれ、『Amelia』2月号に佐吉の顔写真と一緒にその「喜びの声」が掲載されるので、会員の皆さんにはぜひご笑覧いただきたい。ここに開陳している佐吉の思惑と見くらべながら読まれるのもまた一興かもしれない。
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2012/12/30 21:30 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top
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