翻訳屋佐吉の生活と意見関東を離れ、北陸に古民家を購入したとある翻訳屋の田舎暮らし事始めと日々のつれづれ。 

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アメリア定例トライアル失敗談

2012/03/01[木]《 翻訳修行 》
 午後、取説の英訳を納品した。そして緊張の糸が切れた。納品する前には「この案件が終わったら溜まっている雑事を片付けよう」と思っていたのだが、いざ終わってみるとちっともやる気が起きない。以降はだらだらと時間を過ごすばかりだった。

 気紛れにアメリアのサイトで今月の会報誌を眺めてみた。アメリアには入会して2年になる。会員の方はご存知だろうが、アメリアでは「定例トライアル」といって毎月さまざまなジャンルで模擬トライアルを実施している。本格的に仕事を始めてからはなかなか時間がとれず、もう1年以上応募していないが、入会した当初は応募できるものすべてに応募していた。参加履歴を見ると、過去に13回応募して、成績はAが4回、Bが8回、そしてCが1回だった。

 Aの評価を受けたのは、出版(フィクション)、出版(ノンフィクション)、実務(テクニカル)、映像(字幕)の4分野で1回ずつ。アメリアでは、さらに上のAAを1回取得するか、1年以内に同じジャンルでAを2回取得するとクラウン会員という称号が与えられるのだが、佐吉はいずれのジャンルにおいてもその資格を得ていない。

 一方でCと評価されたのは、映像(吹替)翻訳のトライアルだ。もちろん佐吉は映像翻訳の経験などなく、字幕ならまだしも吹替となるとまるで勝手がわからない。文字どおり見よう見まねのチャレンジだった。だが、そのことがC評価の理由ではない。佐吉はそこで、誰が見ても明らかな致命的ミスを犯したのである。

 映像翻訳といっても、定例トライアルのそれは、実際に映像を見て訳すのではない。課題はト書きと台詞だけが書かれた台本のようなものだけ。つまり、文字だけを頼りに訳していくのである。

 その課題には男女何人かの登場人物がいた。そして、その中のある女性の台詞が佐吉にはどことなく不自然に思えてならなかった。頭に思い描いたシーンの中で、その人物の台詞だけが妙に浮いているのだ。何度読み返してみても腑に落ちない。すると、次第にある突拍子もない考えが頭に浮かんできた。確かに名前は女性だが、素直に女性と捉えるよりむしろ男性、つまり、「おネエ」と考えたほうが話の流れが自然ではないか? と思えてきたのである。まさかトライアルにそんな引っ掛け問題のような課題を出すだろうか? と思った。しかし同時に、トライアルだからこそトリッキーな素材なのかもしれない、とも思った。また一方で、自分の解釈にもそれなりの根拠があった。で、一か八かその解釈に基づいて訳出し、案の定玉砕した、という次第である。もって他山の石とされたし。

 定例トライアルには、機会があればまた応募したいと思っている。今さらクラウン会員がどうこうというのではないが、如何せんもう半年以上英訳の仕事が続いているので、和訳の感覚が鈍らないよう、どこかでその機会を作っておきたいのだ。思い立ったが何とやらとも云うし、久しぶりに応募してみようかなあ。え~と、今月は応募できそうなジャンルだったかな?
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2012/03/01 23:52 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top
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