翻訳屋佐吉の生活と意見関東を離れ、北陸に古民家を購入したとある翻訳屋の田舎暮らし事始めと日々のつれづれ。 

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エースをねらえ!

2012/01/26[木]《 翻訳修行 》
 アメリアのサイトに、情報誌(会報誌)『Amelia』 の最新号がアップされていたので眺めてみた。巻頭特集は、先月お話しした翻訳トライアスロン2011の結果発表と成績上位者の「喜びの声」。前にも云ったとおり、去年はそこに佐吉のコメントも載っていたのだが、今年は総合7位で名前だけ。他人様のコメントにざっと目を通してみた。ちなみに、今回は総合3位が3名いたため、一人ひとりのコメントは去年と比べてやや短めだ。

 読めば、なるほど、みなさん実に真摯な態度で翻訳に臨まれている。そして、おしなべて謙虚だ。課題を「やっつけ」で済まそうなどと考えていた佐吉には耳の痛い話ばかりだ。いや、決して茶化しているのではない。見習わなければ、と心底思う。そう云えば、いつだったか、どこかのサイトで某翻訳学校の講師の方が「上達する人は例外なく謙虚だ」という意味合いのことを云っていたのを思い出す。

 ただ、そうは云っても、通信講座や定例トライアル、あるいは翻訳トライアスロンの訳例や講評に関して、講師や出題者の云うことをぜんぶ鵜呑みにするのはどうか、とも思う。同じアメリアのサイトの「コミュニティ掲示板」を覗いてみると、トライアルやトライアスロンの訳例について、誤訳や疑問訳を指摘した書き込みが少なからず見られる。中には、こんなに間違いだらけの出題者で大丈夫なのか? といった辛辣な内容の発言さえある。

 わからないでもない。佐吉自身、講師や出題者の訳例を読んでいて、明らかな誤訳というのではないにせよ、「本当にこれをお手本にして良いのだろうか?」と思ったことが何度かある。そうした訳例や講評をすべて無条件に受け入れるのは、必ずしも賢明なやり方ではなさそうだ。講師や出題者だって人間だ。決して完璧ではない。

 実を云うと、佐吉は、そんな講師や出題者による訳例と自分の試訳とを見比べる作業を、スポーツの試合のようなものと捉えることにしている。

 たとえば、テニスの試合になぞらえてみる。相手は名の通ったベテラン。こっちはプロになったばかりの新人、もしくはプロまであと一歩のアマチュア。試合そのものの勝敗は最初から見えている。とは云え、ある程度修行を積んできたプレーヤーなら、いくら何でも1ポイントも奪えずに負けるということはあるまい。長い試合の中で、相手がミスをすることもあれば、こっちがパッシングショットを決めることもあるだろう。つまり、講師や出題者による訳例のすべてが理想的な訳とは限らないし、部分的に自分の訳が講師や出題者の訳より優れていることも充分にあり得る。講師や出題者の訳例を盲信することが謙虚ということにはなるまい。

 もっとも、だからと云って、パッシングショットを決めたオレ様は優秀だ、単純なミスをしたこいつは大したことはない、と息巻いているようでも向上は望めないだろう。そういう意味での謙虚さは必要だ。いたずらに卑屈になることなく、また傲慢になることもなく、反省すべき点や見習うべき点をきちんと見極めること。それこそがすなわち真摯な態度なのではないか、と佐吉は思うのである。

 と、まあ、長々とエラそうな講釈を垂れてはみたが、佐吉もまだまだ修行中の身。それどころか、このところ仕事をこなすだけで精一杯で、ろくに修行もしていない。同じように修行中の方にしても、こんな身の程知らずの云う戯言など、それこそ鵜呑みにしないほうが賢明だ。何せ佐吉は『なにやら利いた風なことを書き散らしてはいるが、実は何もわかっちゃいないともっぱらの評判』なのである(笑)。
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