翻訳屋佐吉の生活と意見関東を離れ、北陸に古民家を購入したとある翻訳屋の田舎暮らし事始めと日々のつれづれ。 

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断れない仕事

2014/01/10[金]《 翻訳屋稼業 》
 年末に出された取引先Dからの宿題を6日に、同じく取引先Aの年またぎ案件を昨日9日に、それぞれ納品した。こいつらのおかげで正月も通常営業になってしまったが、年明けから10日足らずで30数万の収入を確保したと思えば、竿のしずくか濡れ手で粟。こいつぁ春から縁起がいいわえ(河竹黙阿弥作『三人吉三廓初買』(さんにんきちさくるわのはつがい)より)。

 Aからはその後すぐに次の仕事の打診があった。佐吉はそのメールを、最初、携帯で見た。佐吉にとっては比較的まれな和訳の案件で、字数はたったの260ワード。それでいて文末に「関連分野の技術用語を調査したうえで適切な訳語を使用してください」との但し書きがある。それを見て、

 はぁ? これって何が云いたいの? オレの和訳は訳語が適切じゃないってこと? (-“-

と、一瞬カチンときた。が、よく見るとそれは(クライアントが翻訳会社に翻訳を依頼するかどうかを決めるために行う)トライアルの打診だった。なるほど、それでか。合点がいった (^、^ゞ

 だが、その仕事を受けるべきか否かについては暫し迷った。トライアル案件には暗黙の了解がある。トライアルを請け負うということは、それが通ったら案件そのものを請け負う意思があるということだ。佐吉はどちらかと云えば英訳を得手としている。それを請け負うことによって、その分、受けられる英訳の仕事が減ると考えれば、大型の和訳案件は決して手放しでは喜べない。

 が、結局、受注することにした。今回は、取引先Aに少々負い目があった。というのも、昨年の秋頃に同じく和訳案件のトライアルの打診があって、佐吉はそれを断っていたのだ。くだんの案件は今回とほぼ同じ300ワードほど。にもかかわらず、100ページ超の資料が添付されていた。

 ええぇっ、たかだか300ワードを訳すのに100ページの資料に目を通さなきゃいけないのかよォ。アホくさ (´д` )

 そう思った佐吉は早々に断りのメールを入れた。すると、すぐさまコーディネーターさんから「『参考までに』断る理由を聞かせて欲しい」(わずか300ワードなので、量的に不可能ということはあり得ない)と恨み節の返信があった。

 そんな経緯もあって、今回は断りづらかったのだった。まあ、トライアルを請け負ったからと云って、必ずしもそれが通るわけじゃないし、もし来ちゃったらそのときはそのとき、と。

 その後、細君と市街に買い物に出て戻ってくると、Aから別件の打診があった。企業向けカタログの英訳案件。資料が揃うのが連休明けで、実質、そこからスタートという、云わば予約のお伺いだ。クライアントは、以前、とある翻訳会社に依頼した翻訳に納得がいかず、あらためて別の会社に……というちょっと変わった経緯で佐吉にお鉢が回ってきた案件の依頼主だった。先の案件は佐吉にとって決して与しやすいものではなかったが、たまたま相性が良かったのか、あちらさんには評判が良かった。おそらくそんな経緯もあっての打診だろう。もちろん断るわけにはいかない。快諾した。

 夜になって、Aからその日3つめの打診がきた。連休明け納期で、去年の秋から何度か仕事を請け負っているクライアントの英訳案件だ。ご多分にもれず、ここの原稿も日本語にだいぶ難がある。正直、あまり腐れ縁になりたくない。とは云え、量自体は少なく、納期で云えば先の2つの案件の間に入るこの案件だけを断るのは気が引ける。というか、その然るべき云い訳を考えるのがメンドくさい。中身は繰り返しが多いから、Trados にブチ込んでしまえば大して手間も掛かるまい。(良くも悪くも)勝手はわかっているし、まいっか……と思い、その依頼も受諾した。佐吉の2014年は、そんなふうにして始まったのだった。

 今朝、高岡はこの冬3度めの積雪。過去2回はすぐに融けてしまったが、今回は週末にかけてこの冬いちばんの「最強寒波」が到来するそうだから、だいぶ積もるかもしれない。今日はこのあと、昨日市街の古道具屋で買った茶箪笥が届く予定になっている。いい買い物だった。ちょっと楽しみだ。それについても、気が向いたらまたここでご報告したい。ともあれ、今年も『翻訳屋佐吉の生活と意見』をよろしくお願いします。
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2014/01/10 15:04 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top
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