翻訳屋佐吉の生活と意見関東を離れ、北陸に古民家を購入したとある翻訳屋の田舎暮らし事始めと日々のつれづれ。 

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生存報告

2013/06/12[水]《 翻訳屋稼業 》
 FC2ブログは、1ヶ月更新がないと勝手に広告が表示されるようになる。『翻訳屋佐吉の生活と意見』は丸2ヶ月放置されたままで、ずっと見苦しい状態が続いていた。その間、特に記事にしようと思うような話題もなく、と云うか、書こうと思えばいくらでもネタはあったのだが、佐吉自身のモチベーションがすっかり下がってしまっていて、更新する気が起きなかった。しかし、如何せんこのままではあまりにも体裁が悪い。なので、ここらでひとつ近況報告でもして、更新の事実を作っておこうと思う。

 10日月曜、取引先Aに、とある仕様書の英訳案件の訳文を納品した。まったく、こいつには閉口させられた。まあ、よくあるケースだが、普通に云えば良いものを、わざわざ持って回った云い方をし、やたらと難しい言葉やカッコ良さげな云い回しを使いたがり、それだけならまだしも、自身、ろくに身に付いていない言葉を使うものだから、それらの意味や用法を間違え、ただでさえわかりにくい文章がもはや意味不明、解読不能になってしまっている、そこそこおエラい技術屋さんにありがちなイタい文章だった。翻訳屋にとって、この手の原稿ほど迷惑なものはない。同じ字数のまともな文書と比べて倍は手間がかかる。それでいて報酬は通常と変わらないのだから腹が立つ。社内翻訳者だった頃、つまり、社員として社内の文書を翻訳していた頃なら、「これじゃさっぱり意味がわかんねえよ。全部書き直せっ!」と云って(相手が誰であろうと)突っ返していたところだ。しかし、フリーランスの身ではそうもいかず、一旦引き受けた以上は、たとえクソみたいな原稿でも、どうにかして意味の通る訳文に仕立てなければならない。いきおい、今回も作業は困難を極め、締切り前は徹夜だった。が、それでも朝イチの納期に間に合わず、出来上がった分から五月雨式に納品しつつ、コーディネーターにねちねち嫌味を云われながら、なんとか全文納品したのは昼過ぎのことだった。

 明けて11日火曜。午前中に、先の案件と平行して受注していた、同じ取引先Aの小さな英訳案件をやっつけた。締切りは夕刻だったが、今度のは特に厄介なところのないチョロい案件だったので、ちゃっちゃと片付けて納品した。

 そうして佐吉の負荷はゼロになった。昨日の一件で、むこうも少なからず気を悪くしているだろうから、すぐには次の仕事は入れてこないだろう。いずれにせよ、完全フリーになるのも数週間ぶりだし、今日は久々にどこかへ、と、午後は買い物に出かけることにした。

 細君と雑貨屋をのぞき、次いで家具店でダイニングキッチンに置くテレビ台を物色する。いくつか候補を選び、それらの寸法をメモし、家に持ち帰って検討しようと店を出たところで、携帯にメールが届いていることに気が付いた。取引先Aからの次の仕事の打診だった。見れば、すぐに返事が欲しいとのことだったが、その時点で、すでに受信から1時間以上が経っていた。その後、さらにリサイクルショップと家具量販店に立ち寄るつもりだったのだが、予定を切り上げてそのまま帰宅。すぐさまくだんの案件の原稿に目を通した。メールは複数の翻訳者に一斉送信されたもので、提示された期間内で対応可能な量を知らせてほしいとあったので、無理なく確実にこなせそうな数字を伝えておいた。

 そして12日水曜。おそらく今日中に、昨日打診のあった案件の正式依頼がくるだろう。その前に例のテレビ台を買っておこう、と、家を出ようとしたところに電話。「ちぇっ、嫌なタイミングで来やがったな」と舌打ちしたが、出てみると、案に反して電話の主は取引先Aではなく、このところしばらく連絡のなかった取引先Cだった。

 聞けば、英訳を依頼したい仕事があるという。内容は電気系の環境絡みのプレゼン資料で、佐吉にとっては心ならずもお手の物。納期も、その案件だけならまったく問題はない。が、厄介なことに、日程が取引先Aの案件とモロにかぶっていた。なんで選りに選ってこのタイミングなんだ? 「ちょっと難しいですね……」と難色を示す佐吉。すると、「1日納期を延ばせますが、それでもダメですか?」と食い下がってくる取引先C。結局、外出を少し遅らせ、原稿を見るだけ見てみることにする。

 案の定、送られてきた原稿は、取引先Aの案件より与しやすそうな内容だった。交渉してみると、レートは取引先Aと同じで良いという。迷った。仕事そのものはおいしい。取引先Cからは久々の依頼なので、顔をつないでおくためにも受けておきたい。しかし、昨日取引先Aに「これだけできます」と回答した数字を今さら減らすことはできない。両方を平行してこなせるだろうか。睡眠時間3時間ペースを1週間続ければなんとかなるかなあ?

 ……と考えていたところに、取引先Aからメールが届いた。来るはずだった正式依頼ではなく、例の案件の納期を1週間延ばすことになった、ついては、あらためてその条件で翻訳可能な量を知らせてほしい、という連絡だった。はて、ほかの翻訳者からの回答が芳しくなく(例の案件は技術的にかなり難しい内容だった)、再度日程を調整せざるを得なくなったのだろうか? まあ、理由は知る由もないが、何にしても佐吉にはラッキーだった。スパンが長ければその分負荷の調整が利く。佐吉は取引先Aに、新しい納期を前提に、取引先Cの案件と平行してこなせる量を伝えた。そして、もちろん、取引先Cの案件を快諾した。

 その後、当初の予定よりだいぶ遅れて例のテレビ台を買いに行った。結局、前日の家具店ではなくリサイクルショップで、ほぼ希望通りの品が思いがけず安価で手に入った(らっきぃ (^-^)v)。と、まあ、そんな具合に、今日もどうにか生きている佐吉なのであった。
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2013/06/12 23:54 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top
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