翻訳屋佐吉の生活と意見関東を離れ、北陸に古民家を購入したとある翻訳屋の田舎暮らし事始めと日々のつれづれ。 

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そんなんで翻訳者になれるなんて思ったら大間違いよっ!

2012/01/08[日]《 翻訳修行 》
 2年ほど前の話。会社を辞めておよそ1ヶ月、そろそろ具体的に行動を起こさなきゃと思いつつも、実際にどこから手をつけたら良いのかわからず、毎日を無為に過ごしていた頃、以前からフリーランス翻訳者として活躍している細君の知人に、こんなふうに云われたことがあった。

「どうしてこんな時期にフリーランスになろうなんて思ったの?」

 それは、質問というより半ば呆れたような口ぶりだった。2009年当時、日本経済全体にかつてない不況の波が押し寄せていたのはみなさんご承知のとおり。佐吉のいた会社もご多分に漏れず危機的状況にあり、だからこそ早期退職者募集に踏み切ったわけだが、翻訳業界も決して例外ではなかった。と云うより、むしろもろにその煽りを喰らっていた。

 細君の知人はさらに云った。

「翻訳学校に行けば翻訳者になれるなんて思ったら大間違いよ」

 ごもっとも。佐吉もそんなに甘い世界だとは、当時も今も思っていない。が、その直後に、佐吉は翻訳学校大手のサン・フレア、フェロー・アカデミーそれぞれで通信講座を受講することにした。

 もちろん、そうすることによってこの世界でやっていける実力が身に付くなどと思ったわけではない。翻訳学校を通じて仕事を紹介してもらえると思ったのでもない。受講の目的は、それまでずっと我流でやってきた自分の実力を誰かに客観的に評価してもらうこと、翻訳学校を通じて翻訳業界の仕組みを知ること、そして何より翻訳の勉強の仕方を学ぶことだった。敢えて大手の学校を選んだのも、そのほうがより多くの情報が得られるだろうと思ったからだ。

 ちなみに、佐吉の今の仕事は当時受講した講座の内容とはまったく関係がない。第一、講座の中身は大部分が和訳で、佐吉の仕事はほとんどが英訳だ。けれど、講座を受講したこと、あるいはアメリアの定例トライアルや翻訳トライアスロンに参加したことが無駄だったとは思っていない。それどころか、予想した以上に得るものがあった。それはもちろん、講座やトライアルで覚えた云い回しが実際に仕事で役に立った、などといった瑣末なことではない。最大の収穫は、やや大袈裟に云えば、翻訳という行為の持つ意味が佐吉の中でそれまでとは大きく変わったことだった。わかったようなわからないような云い方で申し訳ないが、ほかに端的に云い表わせる言葉が見つからないので、ひとまずご容赦願いたい。具体的にどういうことかはこれから追々お話しするつもりだ。

 話を元に戻す。細君の知人の口調は、まるで「新参者がそう簡単に翻訳で食べていけるわけがないじゃない」と云っているかのようだった。あるいは、佐吉が「英語にはちょっと自信があるから翻訳でもやろうかな。フリーランスってなんだかカッコいいし、会社勤めもしなくて済むし^^」くらいに考えているとでも思ったのだろうか。だとすれば、ずいぶんナメられたものだ。

 佐吉がそれまで逡巡していた通信講座の受講を決意したのは、そんな細君の知人の言葉への反発からでもあった。考えてみれば、佐吉が「オレは翻訳で食っていくんだ!」とはじめて心に誓ったのは、まさにその時だったかもしれない。そのことが巡り巡って今の仕事につながっているのだとしたら、佐吉は彼女に感謝しなければならないだろう。
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2012/01/08 03:27 | Comment (0) | Site Map | Home | Page Top
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